思い付いたまま、つれづれに書いたブログ(ココログ)です。
何だかんだで3冊目になりました、気軽に読んでくだされば幸いです。
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國型製作所
2007/11/11

 谷六を長堀通東へ三分、スポーツメーカーのビルの裏手にある『國型製作所』と言う鶏屋さんに連れってもらいました。

お客さんは、イマドキのオシャレな若者が多くて、クラブ音楽なんかがBGMです、長家を改装した店構えで、日本酒は五種類、あとはワインと焼酎がたくさん。
鶏は大和鶏、白子やボンジリやソリレスもありました、炭焼きやそう。
お造りも新鮮でした、美味しかったですよ。

従業員が全員男性なんです、しかも20代前半の体育会系、何か意図でもあるんでしょうか?ま、確かに爽やかっちゃぁ爽やかやろけど。。。
普段は、アダルトでディープな店に行く事が多いので、ヤングで爽やかな店は新鮮でした。
お料理を出しはる時や注文を聞かはる時、「ちす」「うぃす」言わはるんですね。
そんな店行くの久しぶりだったもんですから、しきりに真似してました。

普段良く行く場末酒場は「へぇぇ」「おぉきにぃぃ」「何だっかぁぁ」「すんまへんなあぁ」です。
上方言葉が柔らかく聞こえるのは、「おおきにぃぃ」語尾が母音で終わるのが多いからと、モノの本には書いてあったりしますね、「ちす」と書いても実際の発音は「イッ」と聞こえる、促音を多用する発音は、江戸っ子弁がそうなように、歯切れ良く感じますね、体育会系と云えば「ちす」「うぃす」なのは「すんまへーん」とか「おおきにぃぃ」とかじゃ強そうに見えへんからでしょうかね。

しゃべり方で店の雰囲気って随分変わるものですねぇ
僕は、どうしても昔ながらの大阪の下町の商人言葉になってしまいます、環境がそうやからうつってしまうんでしょうね。
体育会なしゃべり方してみよかな、ウィス!とか言うてみよかな。。。

  


振袖王女
2007/11/10

 ミナミのワッハ上方に来ています。

こないだの日曜日は笑福亭の鶴二さんの独演会にここへ来てて、鶴二さんの噺を楽しみ、暁照夫師匠のディープな芸を堪能しましたが、今日は大阪の呉服業界、川上から川下まで総出の「近畿きものの女王選出大会」のお手伝い。

当たり前ですが同じホールやのに、独演会の時とは雰囲気が違います。
こないだご出演の暁照夫師匠の舞台衣裳もとても派手やかでしたが、今日は振袖姿が舞台と客席にぎっしり、それはもぅキラキラしてて、花盛りのお花畑に金粉をズザーッと撒き散らしたようです。

僕らの世代の平均年収くらいのを着てはる方、帯だけでベンツが買えるくらいの方なんかもおらはります。高けりゃイイってもんじゃありませんが、逸品物独特のオーラは目を引きますね。

大正時代の振袖をお召しの女王候補がおられました。あの頃の物はデザインも質も素晴らしく高いものが多いのです。
黒地の振袖で鳳凰に雲取りの寳尽くし、訪問着のような柄取りで五つ紋付きの古風なもの、上村松園の美人画にあるような振袖でした。
ちなみに振袖が今のようになったのは昭和三十年代から、実は結構新しいものなのです、昭和のはじめから戦争やら何やらで振袖そのものがなくなって、復活までには、それだけの時間がかかったんですね。
戦中戦後三十年のブランクは、振袖の雰囲気をガラリと変えてしまいました。
戦前のものは、独特の重さがあります、今のものとの違いを例えれば中之島の公会堂とフェスティバルホールみたいな感じでしょうか。

どっちが良いかは好みですね、昔が全て良かったわけではないでしょう。
僕は今風のちょっとクールな感覚の振袖よりも、古典柄が好きです。

  


こはま寄席
2007/11/5

 を開催します。

11月17日(土)5時半開演です、場所は「住吉住之江商工会館」チンチン電車住吉駅徒歩2分、住吉警察署の裏です、南海線粉浜駅や住吉大社駅からも5分程の場所です。

出演は、笑福亭達瓶さん、純瓶さん、それに旭堂南鱗さんです。

今回は、おなじみ純瓶師匠や達瓶さんの落語に、上方講談界の重鎮、旭堂南鱗師匠の講談で、たっぷりお楽しみ頂けます!

木戸銭は、前売り1500円、当日1800円になります。

チケットは僕宛のメッセージでも受け付けておりますので、どうぞよろしくお願い致します。

  


名物に旨いものなし
2007/11/01

 そんなことわざがありましたね、タイムリーですねぇ。

「大阪のオバチャン」といえば大阪名物の一つみたいにテレビなんかで取り上げられてますよね、原色で厚顔ってイメージでくくられてて、実際は落語に出てくる、船場の大店のご寮ンハンみたいな人もおらはるのに、まるでそんなのばっかりみたいに(大阪と言うたら、竹内力みたいなんばっかりとか、日本人と言うたら『メガネ』『出っ歯』『カメラ』みたいな、先入観って云うんでしょうか)云われるのが、何か癪に障るというか、決してヒトイロやないのに、と思ったりするわけですが。。。。。

●ATMで並んで順番待ちしてたら、前の方のオバチャンが、近くに立ってたオッチャンを銀行の係員と間違えて「ATMてナンボまでおろせまんの?」って聞いてた。
そのオッチャン、ガッチリした体格に鋭い目付き、パンチパーマに白の鯉口シャツ、白のスラックスに白エナメルの革靴に金の腕時計で、どっから見ても極道さんかテキ屋の親方にしか見えへんのに。。。回り見えてなさすぎ。
そのオッチヤン「ワシここのもんちゃうから」言うてた、そらそや、そんな銀行員おらんやろ。


●ウチの商店街の店の前をチャリンコでかっとばしてた、オバチャン。
買い物客が多くて、通りにくいもんやから文句いうてた「危ないで!のいてちょうだいんか!危ないで危ない!!」「ちゅうかアタシが一番危ないわ!ガハハハハ!」って独りノリツッコミ。

こんなのを目撃したら、あぁテレビもあながち間違えた事いうてへんなぁと思いました。

  


晩秋だと云ふのに
2007/10/30

 地下鐵の停車場のプラットホームで列車を待ってゐたら手の甲を蚊に喰はれました。

浮き出た太い血管の真上だからでせうか、右腕の全体が痒くて堪りませぬ、まるで毒が回ったやうです。
従ってメリンスの長袖シャツを腕捲りし、ガリガリと掻き毟りながら日記を書いてゐる次第。

然し晩秋だと云ふのに蚊に喰われるとはどうしたことでせう。

  


準備完了!
2007/10/26

 昨日は大掃除で自己満に浸り、今日は飾り付けと陳列で自己満に浸りました。

何でもかんでも、店の事は自分でやらんと気が済まんのです。
「全然アカン」と自営やってる奴らからは云われます、「人に任せられる器量がないと、大きなられへんで」やそうです。。。

ごもっとも。
わかってまんねんけど。。。

終わって、九条の白雪で独り酒。
明日の事を思うと、神経が立って寝られへんのがオチやから、寝酒を兼ねて飲みに来ました、錫のチロリン五本目です。
アテは、オムレツ、焼鳥、湯豆腐を味噌で、松葉蟹半身、昆布豆、松茸のサッと炊いたん、胡瓜の漬物。
ちなみにこんなけ頂いても¥3650-

明日から本番、ここまで来たら『まな板の鯉』お客さんに楽しんでもらわないと。
写真は二階の座敷の染物コーナー

  


ガラーン
2007/10/25

 としてます。
声が響きます。

土曜日の展示会に向けて、店の片付けをしました。
反物は綺麗に巻いて衣裳箪笥に、絵羽物は小さくたたんで抽斗に、マネキンは納戸にしまって、お店がカラッポになりました。

春の決算市と、秋の展示会は、総入れ換えをするので、こないするんですが、ついでに隅から隅まで煤払いをしたり拭き掃除をします。商品がないから、心置きなく掃除できるんですよね。

大掃除は明日。

掃除すると気持ちがリフレッシュしません?
結構楽しみやったりします。

でも、ガラーンとしたお店で掃除してると、必ず「ひゃ、お店やめはるの?」とか「お店やめるなら、何でもいいから安くで譲って」とか言わはる方がいはります。
あれはちょっとガックリくるんですよねぇ、常に暇そうやから、そない思いはるんやろけど。。。

せやけど、会の前に「潰れた」だの「辞めた」云われるのんはゲンくそ悪いし、いやや!
嘘でもエェから「儲け倒して改装でもすんのか?」ぐらい言うてくれはったら景気エェのに。

  


えらいあきました
2007/10/24

 というのは。

展示会を今週末に開くのです。
しばらく、それの準備でバタバタしていました。

ココロヤ吉例、第百二十一回『心裳展』
一年間で一番気合いの入る会です。

でも、強引で詐欺的な展示会商法で名を馳せた大店が破綻した先オトトシくらいから、苦戦してます。
まともな展示会までイメージが悪くなってる感じですかねぇ、まぁそれだけやなく、色んな要因も重なっているんでしょうけれど。

新しいスタイルで頑張ってはるお店なんかは、大々的に展示会をしはらへんのんが流れです、せやけど秋の吉例としてズーッと続いてるココロヤの伝統行事ですし、いっぺん止めたら再開するのんは中々大変やと思うので、色々思うとこもあるんですが、やります。

やるからには、お客さんに喜んでもらわなあきませんから、京を工場からメーカーから問屋から上がったり下がったりして、ちょっとイイもん仕入れたりしました。

中身は、見て下すったら、エェなぁと思てくれはると思てます、自画自賛やけどちょっと頑張ったし。。。

でもやっぱりお客様の反応が鈍い。。。鳴呼!

あ、開催前は毎回なんですが、神経張ってピリピリしてきて、それにやっぱり不安ですからトホホ顔になってます。
ま、えぇ大人ですから、一年にいっぺん位は、こんな顔にもなってんと、普段は能天気な生活しかしてませんさかい、顔の筋肉が弛んでしゃあないのんで、丁度えぇかなとは思てますねんけれど。。。

というわけで、みなさまのお越し、心よりお待ち申し上げております。

美しいきものと 和のお洒落な小物達
こころや逸品展「心裳会」

● と き   10月27日(土)〜29日(月)の三日間
          朝10時〜夜20時まで(月曜日は18時まで)
● ところ   粉浜商店街「本こころや」店内で開催

毎度ありがとうございます
すっかり秋めいて参りましたが、皆様いかがお過ごしですか

恒例の秋のこころや逸品会「心裳展」を開催致します
楽しいひとときをお過ごし頂けますように
ココロヤならではの 〜ちょっとイイいもの〜 をご用意致しました

◆ シンプルでお洒落な、デザイナー作「紬」「お召し」「名古屋帯」
◆ 大島紬の新進作家が織なす、従来のイメージを変える「変わり大島」
◆ 染良し柄良し生地良し、京の一流工芸士による、「美の花友禅」
◆ 岡重のバック、甲州印伝バックの別誂えコーナー、草履、帯〆、帯揚
◆ 全国百貨店でおなじみ萩焼波多野指月窯の特別出品

見て楽しい、身につけてお洒落なものを自信を持ってご用意致しました
この機会にどうぞふらりとお立ち寄り下さいませ      

こころや敬白

  


ウエダテルオ人形展
2007/10/10

 ココロヤマユミがお世話になっている、ウエダテルオさんの人形展、信濃橋をちょこっと上がったバルベスでやってはります。
こんな感じhttp://www.hap-barbes.com/barbes/b_news_top.htmです。
可愛いんです、なんやろ〜昭和ってのかなぁ、好きな匂いなんです。

初日に、妹が行くというので、僕も行きたくなってついてったんです、オープニングパーチー代わりに、昭和の匂いと場末感満点な雰囲気の一日スナック(お店の名前は「足手まとい」です、素敵!)をやってはったんですが、帰りにそこで流れてたBGMのCDを頂きました。

昭和歌謡の中でも、湿度の高い、ネオンが似合う、夜っぽい曲を集めてありました。
早速聞いてみたんですが斬新です、新しい、てかカッコイイ。
音とか歌詞とか歌い方とかスゴイです。
「ブルース」とか「サタデーナイト」とか「アマーン」って言うてるのに、こぶし回しまくりです。
日本の伝統的な唄い方とか歌詞に、無理から西洋をネジ込んだような強引さっていうか、強さがイイです。

ハマって店のBGMに使ってます。

でも、気づきました、ウチでこの曲流しても、リアル過ぎて斬新でもなんでもない、普通ですねん。
ナウい、オシャレなバーで流したりするから意外性と相俟ってカッコイイんですわ。

ココロヤハハもお客さんもカラオケスナックで普通に唄ってたりしてる曲もあったりするんで。。。。。
ココロヤハハなんか、いつもジャズとか長唄流してたら「うるさいさかい音下げてんか」言うくせに、それはもうスピーカのそばから離れないですからね、お客さんも普通に口づさんでますし。

ちなみに入ってる中では、藤圭子「女のブルース」、黛ジュン「土曜の夜何かが起きる」、青江三奈「新宿サタデーナイト」が好きです。
あとこれも好きです。
http://www.youtube.com/watch?v=xNaCIb4dsuA

60年代70年代恐るべし!
普段着キモノも、この年代のは柄がポップでキュートで斬新なものが多いです。
粗製乱造のキライがあるので、生地はあまり良くないので、イイ状態で残ってるものは少ないかも知れませんが。

  


三連休も
2007/10/09

 終わりましたねぇ。。。何だか三連休ばっかりですねぇ。。。

世間様が百連休しはっても、あきんどですから人の休んではる時に働かんなりません。
毎週木曜、月四回のお休みも必ず予定が入るので、実質的にプライベートな休みなんてほとんどありません。
でもまぁ天職ですし、寝ても覚めてもキモノでも、全然楽しいので、平気ですが。

昨日はお昼、今日は夕方、仕事でミナミに出ました。えらい人人人、カップルや家族連れ、観光客でいっぱい。
その中を、一人でテクテク縫うように歩いてると、
『結局お盆休みも取ってへんし、お正月も営業やし、今年残り三ヶ月足らずは年越す為に頑張らんならんし。。。』
そんなマイナス思考が頭をよぎって、連休中の道行く楽しそうな顔してはる人らが、ちょっと羨ましくなりました。

年が明けて落ち着いたら、ふらっとどっかシガラミのないとこ、携帯の電波が届けへんとこに行きたい。。。

てか今すぐ、どっか行きたい。

連休欲しいなぁ。。。

また黙って消え失せよかなぁ。。。

思いだしたら一途なので、その気持ちを抑えるんに難儀します、しゃあないから、何も考えんと好きなもんを喰いたいだけ喰って飲みたいだけ飲みます。

こないだは寿司、その前はカニと松茸、今日は鰻。

十月末に大きな展示会をするのの、かなりプレッシャーがあったりするので現実逃避もありますね。

強い心とカラダが欲しいです。

  


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